E10 2の加工について

ヤフオクで入手したE10を修復、改装、各部加工を行いました。

上の写真が出品された最初の状態です。(出品時の写真を使用しています)まず、キャブの後のコールバンカー部分が無く、動輪はジャンクのパーツの寄せ集めらしく、左右の車輪のカウンターウエイトが違っていたり、10輪のうち絶縁車輪が9輪あり、車軸は真鍮で動輪に付いているギアが一箇所欠けているなどかなりのジャンクでした。

下回りの加工から始めました。まず動輪をいったん軸から全部はずします。ギアの欠けた部分を修復(真鍮片をハンダ付けして加工)。カウンターウエイトを加工して正規の大きさにします。絶縁車輪を真鍮線を使って導通させます。 左右動が大きかったので、ワッシャーを追加。フレームのガタも大きかったので修正。サイドロッドを付けて、スムーズに 回るように調整。軸バネをアダチの部品を半分にカットしたものに変更。各種ロッド類と動輪のタイヤ部分をマッハのニッケルメッキでメッキ。先台車と従台車の車輪は10.5mmに変更。シリンダーブロックがハンダで固定されていたものをネジ止めに変更。先棒を外側に移動、ロストの空気弁、ドレイン弁(シリンダー付)を取付。集電シュー、フライホイールを追加しました。

次に上回りの加工です。いったんバラせる所はすべてはずします。紛失しているコールバンカ部分を真鍮板で作成。歪んでいるキャブを修正して取付。火室部分の部品は珊瑚模型でC57用を分売していただき、取付。洗口栓作成(既製品で合うものが無かったため)。精密パイプと組み合わせてハンドレールノップ(珊瑚のロスト製)取付。煙突を貫通させ、エプロン部分に埋め込みリベット作成。ロスト製のドームは裾の部分が浮いていたのでヤスリで加工して密着させます。安全弁はアダチ製に交換。安全弁座は自作。水口フタはニワロスト。煙室側の標識灯は珊瑚製を使用してLEDで点灯化。フレームの前部分の先台車のバネ位置がおかしかったので、いったん糸鋸で切り離して位置を変更しました。

各部の配管、ロスト部品の取付、ブレーキてこの作成などを行い塗装。ヘッドライトを前後とも電球色のLEDで点灯化。作用管の磨きだしをして、ナンバープレート貼り付け。ウェザリングを行って完成です。ATS発電機は実車ではありませんが、当鉄道では標準装備なので追加しています。

*追加した部品*

発電機、ATS発電機、標識灯、汽笛、丸型管継手、標識灯、前ステップ、後ステップ、スノープラウ、オイルポンプ箱、前照灯、反射板ハンドル、調圧器、締切コック各種、ちりこし、水口フタ、ハンドレールナップ、ドレンコック、空気弁、安全弁、軸バネ、加減弁座2種(C61用を加工)、フライホイール、ナンバープレート、製造名板など

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